『ウエットな資本主義』
2010年 06月 25日
鎌田實/著
(日本経済新聞出版社)
ある日、夫宛てにあるNPOから封書が届いていました。
見ていると、せっせと何やら書類に記入。
銀行の通帳を見ながら、
ハンコまで押して。
「収入の1%だけでいいから、誰かのために役立てることにしたんだ」という。
封書の送り主はシャプラニールというNPO。
海外の子どものサポートを続けている団体です。
ボランティアに関心を持ち始めている夫は、
イラクの子どもの医療費支援のための
“チョコ募金”などにもかなり協力してくれました。
今回のは、毎月定額を送り続けるサポートシステム。
これを決断するのは、結構大きなことだな…と感じます。
夫の背中を押したのが、この本『ウエットな資本主義』でした。
全体には経済の話で、「鎌田先生にしては固い」内容だったらしいのですが。
人の心を動かし、行動につなげる。
大きな力を感じます。
帯には「日本を救う、強くてあったかな思想」とありました。
中で、鎌田先生も「資本主義に、あったかい血を通わそう」といっています。
・・・・あったかい?
さて皆さんの想像する「あたたかい」とは?
今、あるところでも「あたたかいしくみ」が考えられつつあります!
それはまた別のところでご紹介します!