『この世でいちばん大事な「カネ」の話』
2010年 09月 07日
この半年ほど、かなり迷っていました。
通学に付き添うことが必要になるので、
その選択をするということは、
仕事を辞めるということでもありました。
「こんな小さい時くらい、一緒にいてあげられないの」
「仕事なんていつでもできるじゃない。」
「今、母親の代わりはいないのよ」
「心臓悪い子どもを預けて働くの!?」
「きちんと親がみてあげた子と、
保育園とかに行かせちゃった子だと発達が違うよ」
などなど言われるたびに葛藤し、
多少体調がすぐれなくても保育園に預ける自分に自己嫌悪、
子どもの成長をどう支えていくのかで様々なところで衝突しては疲れ…。
それでも、仕事もし、療育も通院も頑張る!という選択をしてきました。
ワガママをきいて支えてくれた職場や家族があってこそ、
許された選択ではありました。
でも、時々ふと思うのです。
全部やる!じゃなくて、全部中途半端だよな・・・と。
この中途半端さに白黒?!つけたい~っ。
障がい者への「理解ある世界」へ逃げたい~っ。
がお~っ!!とうなっていた時、
夫が「こんな本、買っちゃった~♪」と見せてくれたのが
西原理恵子さんの『この世でいちばん大事な「カネ」の話』
(よりみちパン!セ 理論社/2008年発行)
夫は毎月シャプラニールという団体に定額サポートを続けています。
そうすると定期的に冊子を送ってくれるらしく
その冊子に西原さんのインタビューとこの本の紹介が
が載っていたので、つい買ってきたんだそうで。
いや、もうタテマエなしの痛快な語りでした。
迷うことなく「カネ」の大切さ、
「カネ」を稼ぐことの大切さを言いきってくれたこの1冊。
やはり1人の人間として立つということは必要なんだっ。
だよね。だよね。
そんなふうに、ぐわ~っと燃えた次の日、
また特別支援学校の学校説明会の申し込みに見入り、
「行くだけ行こうかな」・・・・なんて。
優柔不断・・・(汗)。
格好良く終わらないなあ。