『完 子どもへのまなざし』その2
2012年 04月 04日
児童精神科医/佐々木正美
(福音館書店 2011年)
まえがきに
以下のように書かれてあります。
「私は、人間は他者と喜びや悲しみを分かち合い、
響き合う心を持ち合いながら生きることが、
結局は、
みんなの幸福を願うことにつながると確信して、
『完 子どもへのまなざし』をまとめようと思いました」。
75歳の著者の
気持ちがぎゅっとこめられています。
他者と悲しみや喜びを分かちあえる
そんな人を育てるために
今、親は
何を大切に考え実践していくべきか?
それが書かれています。
「桜咲く頃♪たくたくの嬉しい気持ち」の記事を書きながら
佐々木正美さんからのこのメッセージの意味を
改めて感じています。
新しい環境になって1年。
たくたくの心の成長をとても感じています。
親に甘え
先生に甘え
お友だちと一緒の楽しさを知り、
自分の意志を伝えたい気持ちがどんどんでてきて、
気持ちの切り替えができるようになって、
桜の花見の時のように
お友だちの喜びを共有したり、
先日の音楽の発表会の時のように
先生を信頼し…。
この1年の成長は、
佐々木正美さんが書く子どもの成長過程を
実物でみているような気がします。